昨年の話になってしまいましたが。 2017年12月10日に小さな花束コンサートが行われました。
その時のパンフレットにのせた文章を転載します。
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今年も「小さな花束コンサート」に来ていただき、ありがとうございます。
今年は、日本だけでなく世界の政治のあり方が、大きく変化し、未来への不安をかかえる年となってしまいました。大人として、子どもたちに手渡すこの世の在り方は、このままでよいのだろうか、と心痛めざるをえません。
このような時だからこそ、芸術音楽のもたらす、人間への深い洞察、愛~喜びも悲しみも哀しみも楽しさも、時には憎しみさえも包み込んで、命への賛歌と変えてくれる~を、子どもたちに、大人たちに 届けたいと願うものです。
合奏の「ヘンゼルとグレーテル」は、年に引き続いての曲もあれば、新曲の挑戦やパートの変更もありましたが、ぐっと自分の音楽として演奏してくれ、合宿の最後の発表会では、お母さん方と共に感動しました。本番もきっと、良い音楽になることと思います。楽しんでいただければ、嬉しいです。
ソロは5年生3人が加わりました。背伸びすることなく、その年齢に理解できる、共感できる曲を、と選んだ数曲の中から自分の好きな曲を選んで弾いています。それぞれの、その曲への思いはお伝えできるのでは、と思います。
子供たちは、1人ひとり自分のペースで自分の音楽を求めて、音楽を通して自分を形成していっています。その成長を毎年の変化できいていただけたら、うれしく思います。
(小さな花束コンサートのプログラムより)
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